20世紀西洋人名事典 「マッシモカンピーリ」の解説
マッシモ カンピーリ
Massimo Campigli
1895.7.4 - 1971.6.3
イタリアの画家。
フィレンツェ(イタリア)生まれ。
1919年以降パリで新聞記者として活躍中、ピカソ、レジェ、スーラやエジプト美術に影響を受け、絵を書き始める。インド芸術にも感化され、アルカイックな具象的作風を生み出す。’28年ローマでエトルリア美術に触れ、神話と現実が交錯する時間を超越した世界に着目した作品も作りだした。そのおおらかで平面的な作風はロマン主義の香りも漂わせ、リトグラフや、多くのカラー作品も手掛けた。版画やパドバ大の大壁画などの壁画にもその才能を発揮した。代表作として「船乗りの妻たち」(’34年)等がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報