現代外国人名録2016 「マニーパッキャオ」の解説
マニー パッキャオ
Manny Pacquiao
- 職業・肩書
- プロボクサー,政治家 フィリピン下院議員 元WBC世界フライ級・スーパーフェザー級・ライト級・スーパーウエルター級チャンピオン
- 国籍
- フィリピン
- 生年月日
- 1978年12月17日
- 出生地
- ブギドノン州キバウェ(ミンダナオ島)
- 本名
- Pacquiao,Emmanuel Dapidran
- 受賞
- 年間最優秀選手(3回)
- 経歴
- 1995年1月プロデビュー。’98年12月WBCフライ級チャンピオンとなる。その後、3階級上のスーパーバンタム級で米国デビュー。2001年6月IBFスーパーバンタム級王座を獲得。強豪を連破して一躍脚光を浴びる。2008年3月WBC世界スーパーフェザー級チャンピオンとなり、6月にはWBC世界ライト級王者デービッド・ディアス(米国)にKO勝ちして東洋人初の4階級制覇を果たす。同年12月史上初の世界6階級制覇王者オスカー・デラホーヤ(米国)と階級差を超えたドリームマッチを行い、8回TKOで勝利。2009年5月IBO世界スーパーライト級王者のタイトルを奪取し、5階級制覇を達成。11月WBO世界ウエルター級王座を獲得し、主要4団体の5階級制覇を達成。東洋人出身のボクサーとしては初の快挙。2010年11月マニー・マルガリート(メキシコ)を3-0の判定で下し、WBC世界スーパーウエルター級王座を獲得、デラホーヤ以来史上2人目の主要4団体の6階級制覇を達成。この年米国ボクシング記者協会から2000年代の最優秀選手に選ばれる。2011年5月元世界3階級制覇王者シェーン・モズリー(米国)を大差判定で破り、WBO世界ウエルター級王座の防衛に成功。2012年6月ティモシー・ブラッドリー(米国)に判定負けして王座を陥落。敗戦は、2005年3月のエリック・モラレス(メキシコ)戦以来7年ぶりで、連勝は15でストップした。12月ファン・マヌエル・マルケス(メキシコ)にも敗れる。2015年5月、長らく世界最高選手の評価を二分してきたWBA・WBA王者フロイド・メイウェザー(米国)との世界ウエルター級王座統一戦で、0-3の判定で敗れる。この対戦は“世紀の一戦”として全世界から注目を集めた。通算戦績は65戦57勝(38KO)6敗2分け。169センチの左ファイターで、強打と手数の多さで圧倒する。愛称はPACMAN(パックマン)。2007年下院議員選挙に出馬するが、落選。2010年の同選挙で当選を果たす。フィリピンの国民的英雄で、将来の大統領候補とも言われている。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報