マヤ系先住民(インディヘナ、インディオ)のなかでも文化的保守性で知られる言語集団。マム族という語が使われることもあるが部族集団ではなく、マム語を話す先住民をさす概念で、その総数は今日約70万人とされる。グアテマラ北西部の険しい山岳地帯の農村に住み、他の高地マヤと同じく伝統的にはトウモロコシ、豆、カボチャを中心とする農耕を行ってきたが、近年は商業活動などに従事する者、また都市部や国外に移住する者も増加している。宗教も他の高地マヤと同様、マヤ独自の宗教と中世スペインのキリスト教とが習合した民俗カトリシズムが中心であったが、近年はプロテスタント人口の増大が著しい。後古典期のマムは城砦(じょうさい)的なサクレウを中心として王国に組織されていたようであるが、キチェ王国に従属し、16世紀初めにはキチェに続いてスペインによる征服を受けた。
[小泉潤二]
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