20世紀西洋人名事典 「マリーナツベターエワ」の解説
マリーナ ツベターエワ
Marina Ivanovna Tsvetaeva
1892.(1894.説有り) - 1941
ソ連の詩人。
幼年期から詩作を始め、女学校を終えた後ソルボンヌ大学に留学し、フランス文学を学んだ。1910年詩集「夕べのアルバム」で詩人としてデビューする。十月革命では革命に反対する立場から「白鳥の陣営」を発表、’22年に国外に亡命、プラハ、パリで生活した。ソ連で再度詩人として活動しようと’38年に帰国したが、わずかな詩を発表した後’41年に自殺した。思想的に深みのある洗練された詩は、戦後再評価され、ソ連で最も才能豊かな女流詩人のひとりとされている。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報