20世紀西洋人名事典 「マルセルパニョル」の解説
マルセル パニョル
Marcel Paggnol
1895.2.28 - 1974.4.18
フランスの劇作家,映画制作者,小説家。
オーバーニュ(南仏)生まれ。
1922年パリに出て高校教師を務めながらポール・ニヴォワと合作で戦争風刺劇「栄光の商人」を’25年に発表。その後「トパーズ」(’28年)で大成功を収め、それに続く3部作「マリウス」(’29年)、「ファニー」(’31年)、「セゼール」(’37年)は彼の真価を充分発揮した秀作で当時の風刺喜劇の代表的作品といえる。その後演劇的映画の制作、シナリオに専念。「ジュダ」等で舞台に復帰したが昔日の面影はない。’47年アカデミー・フランセーズ会員に最年少で選出された。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報