現代外国人名録2016 「マルチナヒンギス」の解説
マルチナ ヒンギス
Martina Hingis
- 職業・肩書
- テニス選手
- 国籍
- スイス
- 生年月日
- 1980年9月30日
- 出生地
- チェコスロバキア・コルチェ(スロバキア)
- 経歴
- 名前のマルチナは女子テニス界の名選手マルチナ・ナブラチロワ(米国)にちなんだもの。チェコ女子テニス界の元王者の母の影響で2歳からテニスを始める。8歳でスイスに移住。1993年4大大会史上最年少の12歳で全仏オープン・ジュニアに優勝、天才少女といわれた。’94年全仏オープン、全英オープン(ウィンブルドン)のジュニアを制し、10月14歳と14日でプロに転向、ツアー参戦8ケ月でランク19位まで上昇した。’95年全米オープンで4回戦進出、ランキングは16位に。’96年全豪オープンでは大会最年少でベスト8入りを果たす。6月のイタリアオープンでは準決勝でシュテフィ・グラフ(ドイツ)を破り準優勝。7月ウィンブルドン・ダブルスを15歳282日の同大会史上最年少で優勝。9月全米オープンでベスト4に進出。10月ポルシェ・グランプリでツアーのシングルス初優勝。’97年全豪オープンで4大大会シングルス史上最年少初優勝。またズベレワ(ベラルーシ)と組みダブルスでも優勝し、ナブラチロワ以来12年ぶりの単複2冠となった。3月初めてシングルスの世界ランキングが1位となる。ウィンブルドン・シングルスは男女を通じて大会最年少で初優勝、全米オープンも制した。この年、最年少でWTA年間ランキング1位とツアーMVPを獲得。’98年全豪オープン単複連覇、全仏オープン・ダブルス優勝、ウィンブルドン・ダブルス優勝、全米オープン・ダブルス優勝で、ダブルスの年間グランドスラムを達成。’99年全豪オープン単複3連覇。2000年全仏オープン・ダブルス優勝。2002年全豪オープン・ダブルスで3年ぶり2度目の優勝、シングルスは準優勝。同年度重なる足の故障により引退を表明するが、2006年復帰し、全豪オープンはシングルスベスト8、混合ダブルス優勝。5月イタリアオープンで4年3ケ月ぶりのツアー優勝。2007年2月東レ・パンパシフィックオープン・シングルスで5度目の優勝を遂げる。同年11月、ウィンブルドンでのドーピング検査でコカインの陽性反応が検出されたことを明らかにし、現役引退を表明。2013年南カリフォルニアオープンのダブルスで競技に復帰。同年国際テニス殿堂入り。2015年全豪オープン混合ダブルス、ウィンブルドン女子ダブルスと混合ダブルス、全米オープン女子ダブルスと混合ダブルスで優勝。170センチ、57キロ。チェコ語、英語、ドイツ語、ロマンス語を話す。2010年フランスの馬術選手と結婚。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報