改訂新版 世界大百科事典 「ミドリヒモムシ」の意味・わかりやすい解説
ミドリヒモムシ (緑紐虫)
Lineus fuscoviridis
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
紐形(ひもがた)動物門無針綱リネウス科に属する海産動物。日本にだけ知られる南方系の種で、黒潮に沿って分布する。大きい個体は体長80センチメートル、体幅1センチメートルに達する。体色は一般に淡緑色から帯紫光の暗緑色に至る変異があり、腹面は淡色。頭部の周辺部は無色。頭部は扁平(へんぺい)でへら状を呈し、頸(けい)部との別は明らか。頭横溝は深く、その後部は淡紅色を呈す。吻道口(ふんどうこう)は頭端腹面にあり、口はその後方にあって長大な縦裂状。眼点は多い。普通、浅海の泥砂海岸の転石の下にいるが、しばしば4~6メートルの深所にもいる。
[岩田文男]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...