ミハイルグロモフ(英語表記)Mikhael Leonidovich Gromov

現代外国人名録2016 「ミハイルグロモフ」の解説

ミハイル グロモフ
Mikhael Leonidovich Gromov

職業・肩書
数学者 フランス高等科学研究所(IHES)教授

国籍
フランス

生年月日
1943年12月23日

出生地
ソ連ロシア共和国ボクシトゴルスク(ロシア)

専門
幾何学

学歴
レニングラード大学大学院(数学)〔1965年〕修士課程修了

学位
Ph.D.(数学,レニングラード大学)

資格
全米科学アカデミー会員, 米国芸術科学アカデミー会員, フランス科学アカデミー会員〔1997年〕

受賞
モスクワ数学会賞〔1973年〕,オズワルド・ベブレン幾何学賞(米国数学会)〔1981年〕,エリー・カルタン賞(フランス科学アカデミー)〔1984年〕,ウルフ賞〔1993年〕,ロバチェフスキー・メダル〔1997年〕,バルザン賞〔1999年〕,京都賞(基礎科学部門,第18回)〔2002年〕,フレデリク・エッサー・ネマーズ賞(数学部門)〔2004年〕,ボーヤイ賞〔2005年〕,アーベル賞〔2009年〕

経歴
1967〜74年レニングラード大学助教授、’74〜81年ニューヨーク州立大学ストーニーブルック校教授、’81〜82年パリ第6大学教授を経て、’82年よりフランス高等科学研究所(IHES)教授。幾何学において空間を考える際、一つ一つの空間の性質を似ている(近い)・似ていない(遠い)という距離的概念を用いて比較、理解する手法提示。’71年モスクワ数学会賞受賞をはじめ、米国数学会、フランス科学アカデミーなどの賞を受賞。2002年従来の幾何学の世界に革新的なアイデアをもたらし、解析学代数学にも影響を与えたとして、京都賞を受賞。著書に「偏微分関係」がある。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android