20世紀西洋人名事典 「ミハイルブベンノーフ」の解説
ミハイル ブベンノーフ
Mikhail Semyonovich Bubennov
1909.11.21 - 1983
ソ連の小説家。
アルタイ生まれ。
1947年発表の「白樺」(2部作)は第二次世界大戦中のソ連兵士のヒロイズムを鼓吹した長編で、スターリン賞を受け一躍有名になった。第2部は個人崇拝が強く、カターエフ、グロスマンらの作品を批評家として非難し、社会主義リアリズムの偏狭化に大きな役割を果たした。他の作品に「激動の年」(’32年)、「鷹の広野」(’59年)がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報