20世紀西洋人名事典 「ミハイルラリオーノフ」の解説
ミハイル ラリオーノフ
Mikhail Fyodorovich Larionov
1881.6.3.(5.22.説もあり) - 1964.5.10
フランスの画家,舞台装置家。
ロシア出身。
はじめ印象主義の影響を受けるが、1910年頃より作風が変わる。’13年「光線主義宣言」を発表し、ロシア最初期の抽象画家となる。革命前モスクワの前衛美術運動の中心的存在で、「ダイヤのジャック」「ロバのしっぽ」などのグループを主宰する。’15年パリに移住。バレエ・リュッスの舞台装置や衣裳のデザインも手がける。「休息する兵士」(’11年)が代表作。レイヨニスム(ロシア語ではルチズム)の提唱者として知られる。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報