ミヤマトリカブト(読み)みやまとりかぶと

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ミヤマトリカブト」の意味・わかりやすい解説

ミヤマトリカブト
みやまとりかぶと / 深山鳥兜
[学] Aconitum nipponicum Nakai

キンポウゲ科(APG分類:キンポウゲ科)の多年草有毒植物で、従来ハクサントリカブトといわれていたものの大部分が、これにあたる。葉は円形で深く5裂し、裂片は中裂する。花柄は全体に曲がった毛を密生する。主として高山帯草原に生え、東北地方南部から中部地方の日本海側の山地分布平地にも多く生える別種ヤマトリカブトに対して、本種は高山に生えるのでこの名がある。ハクサントリカブトは花柄の先端にごくまばらに曲がった毛が生えるもので、白山(はくさん)の高山帯に特産する。

[門田裕一 2020年3月18日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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