20世紀西洋人名事典 「メアリカサット」の解説
メアリ カサット
Mary Cassatt
1845.5.22 - 1926.6.14
米国の画家。
ペンシルベニア州アリゲニー・シティ生まれ。
ピッツバーグ郊外に生まれ、少女時代をフランスとドイツで過ごす。ペンシルベニア美術学校に学んだ後、渡欧。普仏戦争のため、一時帰国。1872年パリに戻り、ドガの知遇を得て、1879年の第4回から最後の印象派展まで参加出品。1880年代から数多くの母子像を描き、「マテルニテ(母性)の画家」とよばれる。1891年、日本の浮世絵に影響を受けた銅版画の連作を発表し、ピサロの激賞を得る。1912年白内障のため視力を失う。生涯をフランスで過ごす。作品に「水浴」(1891年)など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報