デジタル大辞泉
「メガフロート」の意味・読み・例文・類語
メガ‐フロート
《〈和〉mega+float》超大型浮体式海洋構造物。海上で、鋼鉄製の浮体ユニットを接合して造る、長さ数キロ、広さ数百ヘクタール、耐用年数100年以上の人工地盤。環境への影響が少なく、コスト・工期的にも有利な海洋空間の高度利用法として可能性が注目されている。
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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メガフロート
mega-float
鋼鉄でできた箱型の浮体ユニットをつなぎ合せた超大型浮体式海洋構造物。従来の埋立て方式や桟橋方式に代る新しい海洋空間利用方式として,日本でも 1995年,造船・鉄鋼 17社がメガフロート技術研究組合を設立し,96年には第1号モデルが完成した。これは長さ 100m,幅 20m,高さ 2mの浮体ユニット (ポンツーン) を9個つないだもので,神奈川県横須賀沖に浮かべられ,ヘリコプタの発着実験にも成功した。沖縄・普天間基地のヘリポート代替施設としてもメガフロートによる海上ヘリポート案が出ている。同構想では,アメリカは移動式のメガフロートを建設するよう求めているのに対し,日本側は建設コストと技術的な点から固定式を求め,協議が続けられている。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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