病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版 「メチラポン製剤」の解説
メチラポン製剤
メトピロン(セオリアファーマ、武田薬品工業)
下垂体ACTH分泌予備能の測定に用いられる薬剤ですが、クッシング症候群の治療にも使用されます。副腎皮質ホルモンの合成に関わる酵素のはたらきを阻害し、ホルモンの過剰によって現れる症状を改善します。
ショック(血圧低下、冷汗、四肢冷感)、副腎皮質機能不全(
そのほか、腹部不快感、めまい、吐き気、嘔吐、頭痛などが現れることがあります。こうしたときは医師に相談してください。
①カプセル剤で、クッシング症候群の治療では通常、1回1~4カプセルを1日1~4回服用します。コルチゾール値あるいは症状などに応じて服用量は増減されます。 指示された服用方法を守ってください。
②薬を服用して、かゆみや発疹などのアレルギー症状が出たことのある人、副腎皮質機能不全がある人は使用できません。また。リウマチ性疾患のある人、妊婦、母乳で授乳中の人、ほかの薬を服用している人は、医師にその旨を報告してください。
③服用によってねむけやめまいが生じることがあるので、自動車運転や危険を伴う作業などにたずさわる人は医師に相談してください。
④アセトアミノフェン製剤との併用に注意してください。
出典 病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版について 情報