デジタル大辞泉 「メールアート」の意味・読み・例文・類語 メール‐アート(mail art) 郵便で特定の人に送る芸術作品。展覧会場で不特定多数の人を相手にするのではなく、特定の人の間で鑑賞してもらおうというもの。自家製はがきなどによるものが多い。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
百科事典マイペディア 「メールアート」の意味・わかりやすい解説 メール・アート 郵便手段を通じて表現活動を行う美術の形式。葉書や手紙を使い,イメージやテキストを送付する。フルクサスの作家たちはこの手法を人間のネットワークを形成するために活用した。日本でこれを積極的に用いたのは松沢宥であり,1966年に〈メイルアート〉を,1967年には〈ハガキ絵画〉を発表した。その後も,河原温のハガキシリーズ〈私は何時に起きた〉や,具体美術協会の一員である嶋本昭三〔1928-2013〕の活動によって継続されている。その一方で,1990年代に入ってからは,パソコン通信やインターネットを活用する活動が始まっており,通信手段を使ったアートの新たな位相が開けつつある。→メディア・アート 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報