20世紀西洋人名事典 「モアマーティンソン」の解説
モア マーティンソン
Moa Martinson
1890 - ?
スウェーデンの作家。
本名ヘルガ・スヴァルツェ。
貧しい家に生まれ、不幸な結婚の後、首都に出て女工として働き、労働運動に参加。機関紙に記事を書くうち、年下の有能な作家で、後にノーベル賞選考委員も務めたハリイ・マルティンソンと知り合い、結婚。中年から作家として活躍する。代表作に「母親が結婚する」(1936年)など自伝的作品で、スウェーデンのプロレタリア作家として代表的地位にある。他に「女たちとりんごの木」(’33年)などがある。ハリイとは離婚したが、現在もマルティンソンを名乗る。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報