モザイク構造(読み)モザイクこうぞう(その他表記)mosaic structure

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「モザイク構造」の意味・わかりやすい解説

モザイク構造
モザイクこうぞう
mosaic structure

通常方法でつくられた単結晶にみられる構造で,互いに少しだけ方位の違った微小結晶集合体のことである。微小結晶間の境界多結晶における結晶粒界と異なり,転位配列あるいは網目から成り立つ。刃状転位の配列によって両側の結晶の方位が少し傾き,螺旋転位の網目によって両側の結晶の方位が少しねじれる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android