最新 地学事典 「モート」の解説
モート
moat
海山や海底火山脈の麓を取り巻く凹地(周縁凹地)。その外側には逆に膨らんだアーチが取り巻く。モートの軸は通常,火山の麓から20~30km以内,深さは外側のアーチの頂部から0.5~1.5kmで,アーチの外側の乱されない海底よりわずかに深い。モートの地形は,海山または火山群の局部的な荷重によって山体が沈降したために生じたと考えられる。また,これによって地殻下方の物質が外へ移動してアーチをつくったと考えられている。アラスカ湾のギヨーの麓にはリング状のモートが発達し,ハワイ諸島の周辺には明瞭なモートとアーチがある。
執筆者:茂木 昭夫
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

