20世紀西洋人名事典 「モーリスルブラン」の解説
モーリス ルブラン
Maurice Leblanc
1864 - 1941
フランスの推理作家。
ルーアン市生まれ。
パリで警察関係の新聞記者を務める傍ら、1892年より「ジル・ブラース」誌などに短編を寄稿する他、数冊の風俗心理小説を書く。1906年新聞社の依頼でアルセーヌ・ルパンを主人公とした短編を発表、それを集めた短編集「怪盗紳士ルパン」(’07年)が国際的人気を博す。他の作品に、「ルパン対ホームズ」(’07年)、「奇巌城」(’12年)、「813」(’23年)など多数の長編、短編集「八点鐘」(’23年)がある。ルパン一連のシリーズは全部で23編。その功績により、レジオン・ドヌール勲章を授与された。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報