ヤンブリコス
やんぶりこす
Iamblichos
(250ころ―330ころ)
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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ヤンブリコス
Iamblichos
[生]250頃.カルキス
[没]330頃
新プラトン派の哲学者でシリア派の創始者。アナトリオス,ポルフュリオスに学び,のちにシリアのアパメイアに哲学学校を創設。プラトン哲学,新プラトン主義の基礎の上に,すなわち自然学,倫理学,形而上学の研究を通じて哲学と神秘学の新しい結合を企て,あらゆる宗教的儀式,神話,神々を包摂しうる総合的多神教的神学の形成を試みた。新プラトン派の宗教ではこれによって神秘的呪術的色彩が強められることになった。主著『ピタゴラスの生涯』 Peri tou Pythagorou biou。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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世界大百科事典(旧版)内のヤンブリコスの言及
【イアンブリコス】より
…シリアのカルキスに生まれた新プラトン派の哲学者。ヤンブリコスとも呼ぶ。ローマに遊学して[ポルフュリオス]の門下に入り,後に故郷に帰ってシリア派を創立した。…
※「ヤンブリコス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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