ヨートゥンヘイメン山地(読み)ヨートゥンヘイメンサンチ

デジタル大辞泉 「ヨートゥンヘイメン山地」の意味・読み・例文・類語

ヨートゥンヘイメン‐さんち【ヨートゥンヘイメン山地】

Jotunheimen》ノルウェー南西部の山地スカンジナビア山脈一部をなす。同国および北ヨーロッパ最高峰のガルヘピッゲン山を擁する。周辺一帯は国立公園に指定され、登山ハイキングなどで知られる。古くから多く伝説が残り、劇作家イプセンの「ペールギュント」の舞台となった。ヨートゥンハイム山地

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ヨートゥンヘイメン山地」の意味・わかりやすい解説

ヨートゥンヘイメン山地
よーとぅんへいめんさんち
Jotunheimen

ノルウェー南西部の山地。東側のグードブランスダル河谷と西側のヨステダールスブレ氷河(ソグネフィヨルド北部)の間に広がるドーム型の高原状山地。ノルウェー語で「巨人の国」の意味。ヨートゥンフェルJotunfjellともいう。高原の所々に氷食された尖峰(せんぽう)が突出し、標高2440メートル以上の峰が二つある。その一つが北欧最高のガルヘピゲン山(2469メートル)である。

[竹内清文]

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