ラインの黄金(読み)ラインノオウゴン

デジタル大辞泉 「ラインの黄金」の意味・読み・例文・類語

ラインのおうごん〔‐のワウゴン〕【ラインの黄金】

原題、〈ドイツDas Rheingoldワグナー楽劇ニーベルングの指輪」四部作の「序夜」にあたる作品。神々の長ウォータン、ニーベルング族の小人アルベリヒ、火の神ローゲを中心とする、世界を支配できるという黄金指輪をめぐる物語

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デジタル大辞泉プラス 「ラインの黄金」の解説

ラインの黄金

ドイツの作曲家リヒャルト・ワーグナーのドイツ語による全1幕(4場)の楽劇(1869)。原題《Das Rheingold》。中世ドイツの叙事詩に基づく楽劇『ニーベルングの指輪』中の最初の作品。

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世界大百科事典(旧版)内のラインの黄金の言及

【ニーベルングの指環】より

…全曲の初演は76年8月13~17日の4晩にわたり,バイロイトの祝祭劇場で行われた。序夜《ラインの黄金Das Rheingold》(1幕。1854)では,ラインの黄金に呪いがかかる次第が物語られ,第1夜《ワルキューレDie Walküre》(3幕。…

【レコード】より

…ここでは聞き手が歌劇場や演奏会場にいるような臨場感を強調する音場効果が加わった。イギリス・デッカ社のプロデューサー,カルショーJohn Culshawが製作したワーグナーの《ラインの黄金》は,ステレオ最初期のオペラ・レコードであるが(1958),その音の鮮烈さと,ステレオ効果を駆使した劇的表現の達成とは画期的であった。ポピュラー音楽では,マルチトラック録音による合成で,録音・製作者側の音作りがいっそう自由になり,電子楽器の使用も加わって,まったく新しい電気的な音響の支配が始まった。…

※「ラインの黄金」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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