放熱器(読み)ほうねつき(英語表記)radiator

翻訳|radiator

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

放熱器
ほうねつき
radiator

ラジエータともいう。スチーム暖房などで室内に設置されたパイプをさすが,普通は放熱効果をよくするため,多数のパイプを使ったり,パイプにひれ状の放熱板をつけた形が多い。内燃機関で冷却水が得た熱量を放散させる部分,変圧器において放熱面積を大きくするために表面につけた多数のひれ,航空発動機などにおいてシリンダ部の過熱を防ぐためにその表面に取付けた冷却フィン,そのほか,冷蔵庫の放熱パイプ部や自動車の冷却器など,一般に熱を放散させる装置として,広い意味で使われる。

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百科事典マイペディアの解説

放熱器【ほうねつき】

ラジエターとも。自動車の水冷式エンジンでは,エンジンの冷却水の熱を逃がすための装置をいう。細管を格子形に組んだもので,これに上下方向,あるいは横方向に水を流す。暖房用の熱交換器も放熱器という。

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世界大百科事典 第2版の解説

ほうねつき【放熱器 radiator】

ラジエターともいう。熱を放出する装置のことであるが,一般には暖房用,自動車エンジンの冷却用のものを指すことが多い。(1)暖房用 温水蒸気を加熱源とする室内暖房用の熱交換器で,その形状から,鋳鉄製柱状を組み合わせた鋳鉄放熱器,ひだ付き鋼板を結合した鋼板放熱器(プレート形熱交換器)に大別される。放熱方式の面からは主として対流によって放熱する対流放熱器(コンベクター),放射を主とする放射放熱器とに分かれる。

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大辞林 第三版の解説

ほうねつき【放熱器】

機械などの熱を発散させる部分の総称。暖房機・エンジンなどで広くいう。ラジエーター。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

放熱器
ほうねつき

余分の熱を捨てる装置。普通は空気中に熱を捨てるものをいう。機械の作動状態を適温に維持するためや、熱機関を作動させるためには熱を捨てる必要がある。たとえば電子機器ではトランジスタなどが高温になるのを防止する放熱板、冷蔵庫で庫内からとった熱を捨てる放熱パイプ、内燃機関でエンジンの温度上昇を防止するために冷却水の熱を捨てるラジエーターなどがある。また、室内の暖房に用いる蒸気を通す装置も放熱器である。特殊なものとしては、宇宙船を宇宙で冷却するために放射で熱を捨てる装置も放熱器である。[吉田正武]

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精選版 日本国語大辞典の解説

ほうねつ‐き ハウネツ‥【放熱器】

〘名〙 熱を放散させるための装置。空冷式、水冷式などがあり、一般に放熱面積を大きくする工夫がしてある。内燃機関、暖房装置などに用いられる。ラジエーター。

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