ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ラ・モット」の意味・わかりやすい解説
ラ・モット
La Motte, Jeanne de Luz de Saint-Remy de Valois, Comtesse de
[没]1791. ロンドン
「ダイヤモンド首飾り事件」で主犯を演じた女詐欺師。事件はフランス王ルイ 16世の宮廷をゆるがし,ラ・モットはむち打ち,焼き印の刑を受け投獄されたが,イギリスに逃れ,マリ・アントアネットを非難する本を出版した。
ラ・モット
La Motte, Antoine Houdar de
[没]1731
フランスの劇作家。「新旧論争」に近代派として参加,古典劇を攻撃。散文の悲劇『イネース・ド・カストロ』 Inès de Castro (1723) が有名。
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