ラン嶼(読み)ランしょ(その他表記)Lan yu

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ラン嶼」の意味・わかりやすい解説

ラン(蘭)嶼
ランしょ
Lan yu

タイワン (台湾)本島の南端から東方約 60kmにある島。タイトン (台東) 県に属する。周囲約 38km,面積約 45km2。フィリピン諸島から続く海底火山脈に属し,全島が溶岩山地である。気候は熱帯性。ホントウ (紅頭) 嶼と呼ばれていたが,第2次世界大戦後,自生のランが多いことからラン嶼と改められた。住民はフィリピン北部バタン諸島の住民と同系統のヤミ族で,六つの集落に住む。かつて他の部族から襲われたことがなく,原始共産制に近い社会である。家は草屋根,板敷きで,台風を避けるために床は低く,周囲を石垣で囲んでいる。常食はタロイモと魚。主都は南西岸のランユイ(蘭嶼)。対外交通は空路と海路でタイトン(台東)市に通じる。

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