日本大百科全書(ニッポニカ) 「リオニ川」の意味・わかりやすい解説 リオニ川りおにがわРиони/Rioni カフカス(コーカサス)地方、ジョージア(グルジア)を流れる川。長さ327キロメートル。カフカス山脈西部のシュハラ山(5068メートル)南斜面の氷河に発し、初めは峡谷をつくっておおむね南西に流れ、クタイシ付近からはコルヒダ低地を西流して黒海に注ぐ。流域は気候が温暖で、トウモロコシ、茶、ブドウ、オレンジなどが栽培され、養蚕が行われている。[宇根 寛][参照項目] | ジョージア 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「リオニ川」の意味・わかりやすい解説 リオニ川リオニがわreka Rioni ジョージア(グルジア)を流れる川。全長 327km。流域面積1万 3400km2。大カフカス山脈中部の南斜面に源を発し,深い谷をうがちながら斜面を流下,クタイシを経たのちコルヒダ低地に出て西流し,ポーチで黒海に注ぐ。多くの支流を右岸に受け,砂泥を低地に堆積し,広い後背湿地を形成。上流部の谷に沿ってカフカス越えのハイウェー (クタイシ-アラギル間) が通過する。数ヵ所に水力発電所が建設されており,中流部の河水は灌漑に利用されている。上流部のオニまで航路がある。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by