リカシ(その他表記)Likasi

デジタル大辞泉 「リカシ」の意味・読み・例文・類語

リカシ(Likasi)

コンゴ民主共和国南部の都市旧称ジャドビルルブンバシ北西約110キロメートルの高地に位置する。交通要地であり、鉱物資源に恵まれ、銅、コバルトウランなどを産する。

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改訂新版 世界大百科事典 「リカシ」の意味・わかりやすい解説

リカシ
Likasi

アフリカ中部,コンゴ民主共和国(旧,ザイール)南東部,シャバ州の都市。人口36万7000(2004)。1966年までジャドビルJadotvilleと呼ばれた。標高1270mの高地にあり,州都ルブンバシの北西約110kmに位置する。鉄道,道路など交通の要衝で,鉱工業都市として発展している。銅鉱山,コバルト鉱山などに付随する工業の中心であるが,野生動物や雄大な景観の観光資源にも恵まれている。1917年ベルギーによって銅山地帯の町として建設され,銅山会社の当時の社長の名にちなみジャドビルと命名された。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「リカシ」の意味・わかりやすい解説

リカシ
Likasi

コンゴ民主共和国南東部,カタンガ州の都市。ルブンバシの北西約 138km,標高 1270mの高地に位置。1892年,付近に銅鉱が発見され,1917年銅鉱山の開発に伴って建設。旧称のジャドトビル Jadotvilleは当時の銅山会社ユニオンミニエールの社長 J.ジャドトにちなんだもの。同社は 1967年国営化された。国内屈指の銅採掘・加工の中心地として発展。銅の選鉱精錬,銅とコバルトの電気溶解をはじめ化学工業薬品工業,鉱山用機械の製造,修理などの関連工業が発達している。人口 36万7219 (2004推計) 。

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