アフリカ中部,コンゴ民主共和国(旧,ザイール)南東部の内陸にある都市。人口128万4000(2004)。地下資源の豊富なシャバ(旧,カタンガ)州の州都で,1966年まではエリザベトビルElisabethvilleとよばれた。標高約1500mの高地にあり,南隣のザンビア共和国に近い。銅山地帯の中心都市で商工業も発達し,大西洋岸のロビト(アンゴラ),インド洋岸のベイラ(モザンビーク),南アフリカ共和国と鉄道で結ばれ,道路・航空路網の中心でもある。1910年銅山開発のためにベルギーによって建設され,当時のベルギー皇后の名にちなんでエリザベトビルと命名された。周辺の地下資源開発とともに主都レオポルドビル(現,キンシャサ)と繁栄を争う都市に発展し,56年にはコンゴ国立大学もここに創設された。60-63年には中央政府からの分離独立を宣言したカタンガ共和国の首都となった。
執筆者:西野 照太郎
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アフリカ中部、コンゴ民主共和国(旧ザイール)南東部にあるカタンガ州の州都。標高1230メートルの高原上に位置する。1966年までベルギー女王の名にちなむエリザベトビルと称した。人口85万1381(1994)で、同国第2位の都市である。銅鉱石など鉱物資源の豊富なカタンガ地方の中心都市として早くから発達し、大規模な銅精錬所があるほか、たばこ、ビール、製粉などの工業も集中する。鉄道でポール・フランキー(現イレボ)やカナンガ方面と結ばれる。また鉱山都市コルウェジ、ディロロを経てアンゴラともつながる。国際空港もある。市街は植民地時代に建設された美しい都市景観を残しており、国立大学の分校、博物館、カトリック教会、ユダヤ教会、イスラム教のモスクなど文化施設が充実している。この地域には東アフリカから伝来したスワヒリ語も普及している。
[赤阪 賢]
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…1972年植民地時代の名カタンガKatangaを現名に改称した。面積49万7000km2,人口560万(1994),州都はルブンバシ(旧,エリザベートビル)。標高800~1400mの高原で,最高点は東境に近いマルング山地の2005m。…
※「ルブンバシ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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