リッカート法(読み)リッカートほう(その他表記)Likert technique

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「リッカート法」の意味・わかりやすい解説

リッカート法
リッカートほう
Likert technique

R.リッカートが 1932年に作成した態度尺度の一つ。同種類の内容にかかわるさまざまな意見を多数集めて,それらを3ないし7段階の連続体尺度上のスコアにあてはめ,その合計点をもって態度のスコアとする相加評定尺度と,項目分析によって作成する内的一貫性尺度とを結合させた態度測定法。リッカート法はサーストン法 (等現間隔法 ) のように,専門の判定者グループを用いる煩雑さがなく,手軽に測定,処理ができること,理論と実際との破綻が比較的少いことなどから,態度測定では最も広く使用されている。しかし測定理論そのもの,また項目に付与されるウエイトなどに問題があり,これらの欠陥は,40年代に考案された L.ガットマンのスケーログラム・アナリシスや P.ラザースフェルドの潜在構造分析などにより批判,克服されている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

1969年から続く英国の文学賞「ブッカー賞」の翻訳書部門で、他言語から英語に翻訳された優れた作品に贈られる。翻訳者の仕事を重視し、賞金5万ポンド(約970万円)は作家と翻訳者で折半される。2005年...

国際ブッカー賞の用語解説を読む