リッチーバイラーク(英語表記)Richie Beirach

現代外国人名録2016 「リッチーバイラーク」の解説

リッチー バイラーク
Richie Beirach

職業・肩書
ジャズ・ピアニスト

国籍
米国

生年月日
1947年5月23日

出生地
ニューヨーク市ブルックリン

本名
バイラーク,リチャード〈Beirach,Richard〉

学歴
バークリー音楽院,マンハッタン音楽院〔1969年〕卒

受賞
ジャズ・ディスク大賞(銀賞,第40回)〔2006年〕「マンハッタンの幻想

経歴
6歳の時からクラシック・ピアノを習う。やがてレッド・ガーランド、マイルス・デービスらのレコードを聴き、ジャズに興味を持つ。レニー・トリスターノに半年間師事した後、1966〜67年バークリー音楽院で楽理を学び、マンハッタン音楽院で作曲法を学ぶ。スタン・ゲッツ、デーブ・ホランド、ジャック・デジョネットらと共演。’92年スタン・ゲッツのコンボに在籍。’74年ルックアウト・ファームに参加、エレキピアノを演奏し始める。’74年初リーダー作「イーオン」を録音。以後ジェレミー・スタイグなどと共演して、ポスト・ビルエバンスとしての地位を確立した。近年はクラシックとジャズの境界を越えて、現代のピアノの持つあらゆる表現手段への精通を見せる演奏を披露。自作のピアノ曲「エルム」などで“ジャズ界の武満徹”とも評される。’93年武満が音楽監督を務めた八ケ岳高原音楽祭に出演のため来日。’99年日本のヴィーナス・レーベルでアルバム「恋とは何でしょう」を制作、スタンダード曲で力強くスイングするという従来のイメージを払拭する快演を見せる。他のアルバムに「ヒューブリス」「エレジー・フォー・ビル・エバンス」「バラッド」「ロマンティック・ラプソディ」「マンハッタンの幻想」などがある。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

20世紀西洋人名事典 「リッチーバイラーク」の解説

リッチー バイラーク
Richie Beirach


1947.5.23 -
米国のジャズ奏者。
ニューヨーク市ブルックリン生まれ。
別名Richard (Richie) Beirach。
バークリー音楽院で学んだ後、1969年マンハッタン音楽院で学位を取得。’72年スタン・ゲッツのコンボを経て、’74年にはディブ・リーブマのルックアウト・ファームで電気ピアノを演奏し、同年初リーダー作「イーオン」(ECM)をレコーディング。その後、日野皓正、ジョン・スコフィールド等と共演するなどビル・エバンスの後継者としての地位を確立する。’82年にはビル・エバンスの追悼オムニバス盤「ビル・エバンス・ア・トリビュート」(Palo Alto Jazz)に参加。代表作は「ヒューブリス」(ECM)等。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android