20世紀西洋人名事典 「リヒャルトデーメル」の解説
リヒャルト デーメル
Richard Dehmel
1863.11.18 - 1920.2.8
ドイツの詩人。
ブランデンブルク州ヘルムスドルフ生まれ。
ベルリンで経済学、自然科学を学んだ後、保険会社に勤務、1895年からは文筆生活に専念する。1891年処女詩集「救済」を刊行する。詩作の特徴としては、エロスの力を賛美し、それを宇宙的、精神的な愛の世界に広げようという意志が現れている。日本では森鴎外の翻訳で紹介され、大正期の詩人達に影響を与えた。代表作に詩集「女と世界」(1896年)、小説「ふたりの人間」(1903年)、「民族と人類のあいだ」(1919年)。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報