ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「リベリウス」の意味・わかりやすい解説
リベリウス
Liberius
[没]366.9.24. ローマ
教皇 (在位 352~366) 。アリウス派の再興勢力に対してニカイア公会議の精神の保持に尽力。アタナシウスを守るため皇帝コンスタンチウス2世に公会議開催を働きかけたが,皇帝は 355年アルル教会会議を開いてアタナシウスを断罪。この決定への署名を拒んで追放され,対立教皇フェリクス2世が立った。数年後妥協してローマに帰還した。
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