リュウゼツラン景観と古代テキーラ産業施設群(読み)リュウゼツランけいかんとこだいテキーラさんぎょうしせつぐん

世界遺産詳解 の解説

リュウゼツランけいかんとこだいテキーラさんぎょうしせつぐん【リュウゼツラン景観と古代テキーラ産業施設群】

2006年に登録されたメキシコの世界遺産(文化遺産)で、同国中西部に位置するテキーラ火山とリオグランデ川の間の高原地帯に位置する。メキシコが生んだ名酒テキーラは、リュウゼツランから造られる蒸留酒である。リュウゼツランは、2000年以上前から栽培されている植物で、その絞り汁を発酵させて飲料としていた。16世紀になるとスペイン人が入植し、この発酵飲料から蒸留酒を製造するようになった。さらに18世紀になると、リュウゼツランを栽培する農園を造り、その中に蒸留所を建て、大規模にテキーラを造るようになった。登録された地域は3万4658haに及び、その中には大農園、蒸留所と工場(稼動していないものも含む)、タベルナス(かつてテキーラを密造していた施設)などが点在している。蒸留所の多くには、日干しレンガや漆喰などが用いられており、新古典主義様式やバロック様式装飾が施されている。◇英名はAgave Landscape and Ancient Industrial Facilities of Tequila

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

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