現代外国人名録2016 「デレクジーター」の解説
デレク ジーター
Derek Jeter
- 職業・肩書
- 元大リーグ選手
- 国籍
- 米国
- 生年月日
- 1974年6月26日
- 出生地
- ニュージャージー州ペクアノック
- 本名
- Jeter,Derek Sanderson
- 受賞
- 新人王(アリーグ)〔1996年〕,ハンク・アーロン賞(アリーグ)〔2006年・2009年〕,ロベルト・クレメンテ賞〔2009年〕,ルー・ゲーリッグ賞〔2010年〕
- 経歴
- 高校時代、全米高校最優秀選手に選ばれた。1992年ドラフト1巡目全体6位指名で大リーグのヤンキースに入団。’94年マイナーリーグの最優秀選手賞(MVP)を獲得。’95年5月メジャー初昇格。’96年開幕戦に先発出場し、ヤンキースの新人遊撃手としては34年ぶりの大抜擢に初アーチで応えた。この年レギュラーに完全定着し、アリーグ新人王を獲得。ポストシーズンも活躍し、ヤンキースにとって18年ぶりのワールドチャンピオン奪取に大きく貢献。’98年オールスター初出場。’99年いずれも自己最高の打率.349(リーグ2位)と219安打(同1位)をマーク。2000年のオールスターではヤンキースの選手として初のMVPを獲得。ワールドシリーズでも優勝に貢献しMVPを獲得、オールスターとの同年受賞は史上初だった。2001年2月1億8900万ドルでヤンキースと10年契約を結ぶ。2003年ヤンキースの主将に就任。2004年史上3人目のポストシーズン100試合出場を達成。2006年第1回WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)に米国代表として出場し、遊撃手としてベストナインに選出される。同年5月対ロイヤルズ戦で大リーグ通算2000本安打を達成。2009年第2回WBC代表。リーグでは9月にルー・ゲーリッグが持つ球団最多安打2721を更新。ワールドシリーズではフィリーズを破り、自身3度目の世界一に。2010年は15年連続の150安打も打率は自己最低の.270。2011年7月ニューヨークの本拠地でのレイズ戦で、史上28人目、球団では初となる通算3000本安打を達成。2012年は両リーグ最多の216安打を放つも、プレーオフで左足首を骨折。2013年は17試合に出場したのみだった。2014年シーズン終了後、引退。華麗な守備と勝負強い打撃が特徴の超一流選手で、1990年〜2000年代のヤンキースのリーダーのみならず、米球界の顔でもあった。通算成績は、実働20年、2747試合出場、11195打数3465安打(歴代6位)、260本塁打、1311打点、打率.310。ゴールドグラブ賞5回(2004〜2006年,2009〜2010年)、シルバースラッガー賞5回(2006〜2009年,2012年)、オールスター選出14回(1998年〜2002年,2004年,2006〜2012年,2014年)。人格者としても知られ、慈善活動にも積極的で、2009年ロベルト・クレメンテ賞、2010年ルー・ゲーリッグ賞を受賞。国民栄誉賞を受賞した元ヤンキースの松井秀喜とは同じアパートに住み、互いに敬意を払う間柄だった。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報