20世紀西洋人名事典 「リリアンヘルマン」の解説
リリアン ヘルマン
Lillian Hellman
1905.6.20 - 1984.6.30
米国の劇作家。
ニューオーリンズ生まれ。
第二次大戦前の米国を代表する劇作家。1934年「子供の時間」で劇壇にデビューし認められた。その後「小狐たち」(’39年)、「ラインの監視」(’41年)で地位を確立。戦後は人間心理を鋭く分析した「秋の園」(’51年)、「屋根裏部屋の玩具」(’60年)を発表。又’69年より自伝3部作「未完の女」「ペンティメント」(’73年)、「ならず者の時代」(’76年)を発表し、いずれもベストセラーとなる。私生活では30年間に渡ってハードボイルド作家D.ハメットとの恋愛関係、共同生活を続け、’52年非米活動委員会に喚問されたが、証言を拒否した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報