デジタル大辞泉 「ルーアン大聖堂」の意味・読み・例文・類語 ルーアン‐だいせいどう〔‐ダイセイダウ〕【ルーアン大聖堂】 《Cathédrale Notre-Dame de Rouen》フランス北西部、ノルマンディー地方、セーヌ‐マリチーム県の都市、ルーアンにあるゴシック様式の大聖堂。11世紀に建設が始まり、何世紀にもわたって増改築された。19世紀に完成した尖塔は高さ151メートルあり、同国で最も高い。画家クロード=モネの連作「ルーアン大聖堂」で広く知られる。ノートルダム大聖堂。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ルーアン大聖堂」の意味・わかりやすい解説 ルーアン大聖堂ルーアンだいせいどうLa Cathédrale Notre-Dame, Rouen フランス北部のルーアンのゴシック様式による大聖堂。 1063年献堂のロマネスク式聖堂の上に 1145年頃起工され,13世紀に J.ダンドリーやアンゲーランに引継がれて内陣を中心とした原型ができあがった。その後 1544年の完成まで各時代に増修築が加えられ,初期から後期までのゴシックの各様式をあわせもっている。全長 135m,身廊の高さ 28m,塔は 82m (この中にジャンヌ・ダルクと呼ばれる重さ 9500kgの鐘がある) と 77m,尖塔は 151mで,フランスの聖堂の塔としては最高。内部の壁面は左側廊部が 13~14世紀,右側廊部が 15~16世紀,また祭壇部は 13~16世紀のステンドグラスにより飾られている。内陣には各時代の重要なモニュメントが置かれている。第2次世界大戦中の損傷が激しかったが 1956年に修復が完成した。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by