20世紀西洋人名事典 「ルートヴィヒカース」の解説
ルートヴィヒ カース
Ludwig Kaas
1881.5.23 - 1952.4.15
ドイツの神学者,政治家。
元・トリーア大神学校教授,元・中央党党首。
トリーア生まれ。
ボンで法律を学び、トリーアの哲学・神学大学で学ぶ。さらにローマで研修を積み、1909年司祭に叙品。’10〜’18年校務に携わり、’18年トリーアの大神学校教会法教授となる。その後、中央党国会議員として活動を始め、’28年から’33年解散するまで党首をつとめる。中央党出身の首相を支持し、最右翼の国民党との連立をはかる。’33年ナチス政権成立後、ローマに赴き、政教条約の成立に参画。40年間にわたり、ローマのサン・ピエトロ大聖堂地下の墓所発掘を指導。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報