普及版 字通 の解説
20画
[字訓] あまざけ・あまい・うまい
[説文解字]
[金文]
[字形] 形声
声符は豊(れい)。豊はの初文。金文には豊の字を用いることがある。〔説文〕十四下に「酒の一宿にして孰(じゆく)せるものなり」とあり、あまざけの類。少(きく)(こうじ)多米、一宿にして熟する。金文に「王、す」としるすものが多く、を以て臣下に賜う礼があった。〔礼記、喪大記〕に「始めて酒を飮むは、先づ酒を飮む」とあり、喪礼にも用いる。
[訓義]
1. あまざけ、ひとよざけ、かすざけ。
2. あまい、うまい。
3. (り)と通じ、にごりざけ、うすざけ。
[古辞書の訓]
〔和名抄〕 古佐介(こさけ)〔名義抄〕 コザケ/白 タムノオホミキ 〔立〕 コザケ・モロミ・アマザケ 〔字鏡集〕 アマザケ・コサケ・サケ
[熟語]
▶・液▶・▶・辞▶・酒▶・漿▶・斉▶・泉▶・酪▶・▶
[下接語]
嘉・甘・・玄・賜・酌・酒・醇・觴・牲・清・芳・牢・
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報