20世紀西洋人名事典 「レオンブランシュビク」の解説
レオン ブランシュビク
Léon Brunschvicg
1869.11.10 - 1944.1.18
フランスの哲学者。
元・ソルボンヌ大学教授。
パリ生まれ。
高等師範学校で学んだ後、ソルボンヌ、高等師範学校の教授を歴任する。アカデミー会員。カント、ラシュリエの流れを汲む批判的観念論の立場から出発し、次第に実証主義的傾向を示したほか、パスカルの研究家として「パスカル全集」「パンセ」を編纂したことでも知られる。主著に「数理哲学の初段階」(1912年)、「人間の経験と物理的因果性」(’21年)、「西洋哲学における意識の進歩」(’27年)等がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報