20世紀西洋人名事典 「レオン・ポールファルグ」の解説
レオン・ポール ファルグ
Léon-Paul Fargue
1876.3.4 - 1947.11.24
フランスの詩人。
パリ生まれ。
マラルメの弟子。アンリ四世高等中学在学中に同窓のジャリと共作して「エコ・ド・パリ」に投書した詩がシュウォプに認められ、1894年ジャリと「文芸」誌を創刊。後「サントール」誌の同人となり、レニエ等と親交を結んだ。1908年「NRF」の創刊に参加。’24年バレリー、ラルボー等と「コメルス」誌を創刊。世紀末都会派詩人の流れをくむ叙情詩人として、空想と憂愁を湛えた優れた自由詩や散文を書いた。主な作品に詩集「タンクレード」(’11年)、「浮沈子」(’29年)、「パリ風物詩」(’32年)、文集「パリの魅惑」(’45年)等がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報