レシツァ(読み)れしつぁ(その他表記)Reşiţa

デジタル大辞泉 「レシツァ」の意味・読み・例文・類語

レシツァ(Reşiţa)

ルーマニア南西部の都市周辺鉄鉱石石炭を産し、18世紀より製鉄業発展。現在も自動車工業などが盛ん。ヨーロッパ有数の規模の野外鉄道博物館があるほか近隣にスキーリゾートが点在する。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「レシツァ」の意味・わかりやすい解説

レシツァ
れしつぁ
Reşiţa

ルーマニア南西部、カラシュ・セベリン県の県都。西カルパティア山脈南部、カラシュ・エゼリシュ盆地にある。人口8万3985(2002)。周辺のセメニク山地は鉄鉱石と石炭に恵まれ、18世紀後半に溶鉱炉がつくられてから発展した。現在、ガラチフネドアラとともにルーマニアの代表的な製鉄都市になっている。製鉄のほか機械、鉄道車両石炭化学、食品などの工業がある。近くには避暑地バリウグVǎliugがある。

[佐々田誠之助]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「レシツァ」の意味・わかりやすい解説

レシツァ
Reşiţa

ルーマニア南西部,バナト地方,カラシュセベリン県 (面積 8503km2。人口 37万 5800〈1992推計〉) の県都。付近に石炭,鉄鉱石の産地を控え,18世紀以来,製鉄業の中心地として発展。第2次世界大戦後,機械,車両工場なども建設され,重工業の一中心地となった。人口9万 6798 (1992推計) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android