20世紀西洋人名事典 「レフランダウ」の解説
レフ ランダウ
Lev Davidovich Landau
1908.1.22 - 1968.4.1.(4.3.説もあり)
ソ連の物理学者。
元・ハリコフ大学教授,元・モスクワ大学教授。
バクー生まれ。
バクー大学等に学び、1929年渡独の後、ヨーロッパを歴訪。この間に磁場内の自由電子の量子力学的研究を発表し、「ランダウ準位」「ランダウ反磁性」の語を生む。帰国後、レニングラードとウクライナの物理・工学研究所を経て、’37年物理学問題研究所理論物理学部部長。’41年には液体ヘリウムの超流動を理論的に解明。これらの業績が認められ’62年ノーベル賞受賞。同年、自動車事故にあい、研究から引退。共著に、「理論物理学教定」(’52年)のシリーズがある。’46年ソ連邦科学アカデミー会員。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報