レーボラ(読み)れーぼら(その他表記)Clemente Rebora

日本大百科全書(ニッポニカ) 「レーボラ」の意味・わかりやすい解説

レーボラ
れーぼら
Clemente Rebora
(1885―1957)

イタリア詩人ミラノの生まれ。ミラノの大学で文学哲学を専攻する。『ボーチェ』誌に寄稿して、処女詩集『叙情的断片詩編』(1913)を発表した。第一次世界大戦に参加して、従来からの精神上の危機をいっそう深め、錯乱と分裂する意識のなかで、1929年に回心を果たした。おもな詩集に『叙情的散文』(1917)、『無名なる者の歌』(1922)、『病める者の歌』(1957)、また、評論に『知られざるレオパルディ』などがある。

河島英昭

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「レーボラ」の意味・わかりやすい解説

レーボラ
Rebora, Clemente

[生]1885. ミラノ
[没]1957. ストレーザ
イタリアの詩人。ミラノ大学で文学を修め,工業学校教師をつとめるかたわら,雑誌『ボーチェ』の同人となり,詩集『抒情詩断片』 Frammenti lirici (1913) を発表。第1次世界大戦後は宗教への傾斜が強まり,神秘性の強い『無名の歌』 Canti anonimi (22) がある。 1931年には修道院に入った。

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