20世紀西洋人名事典 「レーモンラディゲ」の解説
レーモン ラディゲ
Raymond Radiguet
1903.6.18 - 1923.12.12
フランスの小説家,詩人。
パルク・サン=モール(パリ東南マルメ湖畔)生まれ。
挿絵画家モーリス・ラディゲを父として生まれ、14歳頃から詩を書き始め、アンドレ・サルモン、ジャン・コクトーらと親交を結ぶ。短編「ドニーズ」(1920年)に続いて’23年「肉体の悪魔」を発表して、一躍文壇で名声を高める。さらに遺作となる「ドルジェル伯の舞踊会」(’24年)を完成後、その出版を見ずに腸チフスで20歳の短い生涯を閉じる。作品は他に詩集「燃える頬」(’25年)、戯曲「ペリカン家」(’21年上演)などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報