最新 世界スポーツ人名事典 「ロイジョーンズ」の解説
ロイ(Jr.) ジョーンズ(ロイ ジョーンズ)
Roy(Jr.) Jones
ボクシング
生年月日:1969年1月16日
国籍:米国
出身地:フロリダ州ペンサコーラ
別名等:本名=Roy Levesta Jones
経歴:1988年ソウル五輪でボクシングのライトミドル級に出場、決勝で地元・韓国の朴時憲と対戦して2度のダウンを奪い、有効打でも圧倒したが、疑惑の判定で銀メダルに終わった。後日韓国による審判3人の買収が発覚し、“盗まれた金メダル事件”と呼ばれる。アマチュア時代の通算戦績は117勝13敗。’89年5月父をトレーナー兼マネージャーにしてプロに転向。デビューから17連続KO勝ちし、’93年5月22連勝中のバーナード・ホプキンス(米国)を判定で破りIBF世界ミドル級王座を奪取。’94年5月に1度防衛した後返上し、11月ジェームズ・トニー(米国)に判定勝ちしてIBF世界スーパーミドル級王座を獲得、2階級制覇を達成。’95年3月1回TKO勝ちで初防衛に成功、スーパーミドル級世界戦の最短KO記録を樹立した。同王座は5度防衛ののち返上。’96年11月マイク・マッカラム(ジャマイカ)を判定で降しWBC世界ライトヘビー級暫定王座を獲得し、3階級制覇を果たす。のち正規王者に認定されたが、’97年3月初防衛戦でモンテル・グリフィン(米国)と闘い反則負け、王座を失うと同時に35戦目にしてプロ初黒星を喫した。8月の再戦でグリフィンを1回KOで破り王座を奪回。’98年7月WBA世界ライトヘビー級王者ルー・デル・バーレ(米国)に判定勝ち、両王座を2度防衛。’99年6月IBF世界ライトヘビー級王者レジー・ジョンソン(米国)にも判定勝ちを収め、14年ぶりに主要3団体王座を統一した。2001年1月WBA世界同級スーパー王者に認定される。この間、WBC王座を11回、WBA王座をスーパー王座も含めて10回、IBF王座を7回防衛。2003年3月WBA世界ヘビー級チャンピオンのジョン・ルイス(米国)を破り4階級制覇に成功、元ミドル級王者のヘビー級王座獲得は106年ぶり史上2人目の快挙。同年ライトヘビー級、ヘビー級の全王座を返上、11月アントニオ・ターバー(米国)を判定で降し、WBC世界ライトヘビー級王座とWBA世界同級スーパー王座に復帰。しかし、2004年5月ターバーとの再戦で2回TKO負けを喫し、反則負け以外での初黒星となり、両王座を失った。2004年9月グレンコフ・ジョンソン(ジャマイカ)の持つIBF世界ライトヘビー級王座に挑むが9回KO負け。2009年3月NABO北米ライトヘビー級王座決定戦でオマール・シェイカ(米国)を5回TKOで降し、王座を獲得。8月初防衛に成功。2010年4月ホプキンスとおよそ17年ぶりに再戦したが、判定負けを喫した。通算戦績は56勝(40KO)8敗。180センチの右ボクサーファイター。
出典 日外アソシエーツ「最新 世界スポーツ人名事典」最新 世界スポーツ人名事典について 情報