ロシェル塩(読み)ロシェルえん(その他表記)Rochelle salt

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ロシェル塩」の意味・わかりやすい解説

ロシェル塩
ロシェルえん
Rochelle salt

酒石酸ナトリウムカリウムのこと。普通は (R,R) -酒石酸のものをさす。4水和物であり,KNaC4H4O6・4H2O の化学式をもつ。半透明結晶斜方晶系無色セニエット塩ともいう。いくぶん風化性がある。比重 1.79,融点 70~80℃,130~140℃で無水塩になり,220℃で分解を始める。水によく溶け,水溶液から容易に大きな単結晶をつくることができる。強誘電体としてよく知られており,圧電素子としてピックアップ,マイクロホン受話器などに用いられる。また鏡の製造,下剤利尿剤フェーリング液の製造,遷移金属イオンマスキング剤プロセスチーズの乳化剤としての用途もある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

[生]1936.2.20. 千葉,臼井プロ野球選手,監督。佐倉第一高等学校から立教大学を経て,1958年に東京読売巨人軍(読売ジャイアンツ)に入団。右投げ右打ちの強打の三塁手として,入団 1年目に本塁...

長嶋茂雄の用語解説を読む