20世紀西洋人名事典 「ロジャーブラン」の解説
ロジャー ブラン
Roger Blin
1907 - 1984.1.21
フランスの俳優,演出家。
1930年代アルトー等シュルレアリストと交わり、バローの初期の前衛的試演に参加。第二次大戦後はストリンドベリの「幽霊曲」(’49年)、アダモフの「大小の手段」(’50年)、「パロディ」(’52年)を演出し頭角を現し、’53年ベケットの「ゴドーを待ちながら」の初演で国際的名声を得る。以後ベケット戯曲の第一人者として「勝負の終り」(’57年)、「しあわせな日々」(’63年)等を演出、’59年「黒人たち」で野外上演に成功、’66年「屏風」の大胆な舞台処理で観客に衝撃を与える。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報