日本大百科全書(ニッポニカ) 「ローク」の意味・わかりやすい解説
ローク
ろーく
Constance Rourke
(1885―1941)
アメリカの民俗学者。オハイオ州出身。バッサー大学卒業後、ソルボンヌ大学、大英博物館で民俗学を研究。母校で英文学を教えながら、アメリカの民間伝承、大衆文化の研究に従い、ストー夫人、サーカスのP・T・バーナムPhineas Taylor Barnum(1810―1891)、西部の英雄デービー・クロケットらを扱った著作を発表。彼女の作品のなかでも「国民性の研究」の副題をもつ『アメリカのユーモア』(1931)は、北部のヤンキー、西部のフロンティア、南部黒人のユーモアという3系統を指摘し、アメリカ文学研究に大きな影響を与えた。
[渡辺利雄 2019年1月21日]
[参照項目] |
|