ロードス島の中世都市(読み)ロードスとうのちゅうせいとし

世界遺産詳解 「ロードス島の中世都市」の解説

ロードスとうのちゅうせいとし【ロードス島の中世都市】

1988年に登録されたギリシアの世界遺産(文化遺産)。ロードス島は、エーゲ海南東部のドデカニサ(ドデカネス)諸島の中で、最大の面積を持つ島。同島北東部のロードス市の中世につくられた町並みが世界遺産に登録された。ロードス島は395年に成立した東ローマ(ビザンチン)帝国領となったが、オスマン・トルコに敗れた聖地エルサレムの守護軍のヨハネ騎士団(ホスピタル騎士団)が1309年に同島を占領、それ以降1522年にオスマン・トルコ軍により同島が陥落するまでの約200年間にわたってその支配が続いた。ヨハネ騎士団はロードス市に濠をめぐらし城塞化し、宮殿や騎士団長の館を建てて聖地奪還をめざした。ロードス市旧市街には、こうした時代の建物や石畳が残り、今なお中世の面影を色濃く残している。なお、ロードス島には古代ギリシア時代からの歴史的遺産が数多く残っている。◇英名はMedieval City of Rhodes

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

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