デジタル大辞泉 「ローマ宣言」の意味・読み・例文・類語 ローマ‐せんげん【ローマ宣言】 《Rome Declaration on Peace and Cooperation》1991年7月7、8日に開催された北大西洋条約機構(NATO)の首脳会議で採択された宣言で、NATO諸国と旧ワルシャワ条約機構諸国が協力して欧州安全保障を維持することをうたっている。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ローマ宣言」の意味・わかりやすい解説 ローマ宣言ローマせんげんRoman Declaration on Peace and Cooperation 1991年 11月の NATO首脳会議で採択された「平和と協力に関するローマ宣言」をさす。宣言は,北大西洋協力会議 (NACC) の創設を提唱し,ヨーロッパの安全保障の主体性強化は,あくまで同盟の枠内での「ヨーロッパの柱」の強化にあるとの認識を示した。新戦略は,従来対決してきた NATO諸国と旧 WTO諸国との協力・対話による集団的なヨーロッパの安全保障の維持と,危機への緊急対応型の体制への転換を決定した。全欧安保協力会議 (CSCE) の役割も重視され,危機管理に重点がおかれた。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by